ゆっくり始動

  •   31, 2012 10:02
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ブラジルから帰ってきてから2ヶ月弱。
ホームページらしきものができてから1ヶ月。

いまだ練習場所を探し回ってる日々。やっぱりどの施設も平日の夜が空いてないな~。
みんな仕事帰りに運動したいのは同じ。

沖縄は内地に比べてレンタルスペースが少ない。っていうか見たことがない。
ダンススタジオ、体育館、公民館、福祉会館などはあるけれど、レンタルスペースというものはない。

ダンススタジオはもちろんダンスの定期クラスが入っている、公共施設はレッスン料を取るような内容がそもそも禁止。そんなことじゃ、地域の芸術やスポーツは発展しないぞー。それなりのものには人はそれなりの報酬を与えるのが当然。いやー、八方ふさがり、、、

ホームページも検索結果の上位には表示されないから、何時までたっても沖縄のカポエイラの存在を知られることがない、、、、



ひとまずは仕事をしながらそれを資金に赤字運営だ!
カポエイラを広めることが優先。メンバーが定着して個々のレベルも上がったら、昔みたいに毎週末クラブイベントでパフォーマンスしたいな。沖縄の人がかっこよくベンゲーラをしてる姿が目に浮かぶ。


レッスン代にしても内地の基準を沖縄には適用できない。
しかし、同時にちゃんとしたグループであるABADÁ-CAPOEIRAのレッスンを変に安売りしたくはない。
あまり安い月謝では生徒もカポエイラを大事にしなくなる

カルチャースクール、ダンススクールなどに組み込まれる方法もあるが、正直あまり練習場所による
レッスン代の差をつけたくない。不公平になるから。
いやー、問題だらけ。


カポエイラに限らず、ダンスや空手や柔術やフラダンスなど、人に特別な技術や知識を教える仕事をして
そのお金で生活している人に「営利目的」「商売主義」「金儲け」と批判する声が同業者や生徒から上がる
らしいが、営利の基準は何だろう。何をえらそうに非営利を神聖化して振り回してるんだろう。
※非営利でやっている人にも素晴らしい考えの人はいるけれど、一部の人がちょっと極端な考えを持っている。

生活するためのわずかなお金を、カポエイラを指導しながら駆けずり回ることで得ることが
「営利」であるならば、そうだよ営利目的だよ。ただ裕福になりたくてそういう指導者になる人はいないよ。
むしろ裕福になれない覚悟をしてみんなその道に進むのさー。

贅沢な暮らしに走る人がいたら、それはちょっと、、、、見直す必要あるかもしれないけれど。


ちゃんとした仕事をして収入を確保しながらも、夜はアートなり武術なりを練習できるという、そのみんなの
環境を誰がどういう思いで作っているか。それを考えられている人がどれほどいるか。

その素晴らしいモノををみんなの生活に持ってきたその人達の多くは、低収入で、仕事をやめては本場で修行して、また低収入生活に戻りながら、自分が学んできたものを皆に伝えることを生き甲斐にしている。そしてそこで得たわずかなものを生活の糧にしている。

それを評価しないで、レッスン代がちょっと高いだけで人を「守銭奴」呼ばわりするのは随分と
都合が良い話ではないか。そんなことではアートは枯渇していく。周りが価値を与えないと。

あまりお金の話はしたくないけれど、あまりに虫のいい意見が飛び交っているから思っている事を書いた。

もちろんアバダ沖縄はまだ若いグループなのでこういう事は何も起こってません(笑)


やっぱりカポエラを教えながら暮らすブラジルでの生活を日本に適用するのは難しい。

将来、俺と一緒になる人は申し訳ないけど共働きになるね(笑)。
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