ホーダの仕組み

  •   20, 2019 21:12
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カポエイラの歌ってどういう風に機能しているのでしょう。

カポエイラはまず RODA(ホーダ) とよばれる、人の輪の中で戦い、遊びます。

カポエイラをすることを JOGO(ジョーゴ) といい、意味は「遊び」です。

RODAの中でJOGOするというわけです。

分かりやすいように絵を描いてみました。

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RODAは主に楽器隊と、それ以外、そして輪の中心でJOGOする二人で構成されています。

楽器隊はあくまでABADÁ-Capoeiraの場合は次の7パートで構成されています。
①Gunga(グンガ)
②Médio(メヂオ)
③Viola(ヴィオーラ)
④Atabaque(アタバーキ)
⑤Pandeiro(パンデイロ1)
⑥Pandeiro(パンデイロ2)
⑦Agogô(アゴゴォ)

の7名体制です。

それ以外の人たちは
⑧手拍子
を担当します。

ホーダの流れはこんな感じです↓
・Gungaが演奏を始める
  ↓
・Médioが入る
  ↓
・Violaが入る
  ↓
・Atabaqueが入る
  ↓
・Pandeiro1が入る
  ↓
・Pandeiro2が入る
  ↓
・Agogôが入る
  ↓
・皆が手拍子を始める
  ↓
・①~⑧の誰かが歌を歌い始める
  ↓
・コーラスを皆で返す
  ↓
・コーラスのタイミングで2人がJOGOを始める。



そしてコーラスのエネルギーを受けてRODAがどんどんエネルギーに満ちていくという寸法
(ちなみにJOGOしている最中の二人は歌いません)

歌い手が「そろそろ他の誰かに歌ってもらおうかな~」と思ったら、
その相手に目くばせをします。

すると次の歌い手が、DJが曲から曲をつなぐかのように、
歌を歌い始め、そのリレーが延々と続きます。

カポエイラのグルーブ感がすごい理由に一つはこのRODAの構造にありますね。

カポエイラの歌は数千と存在しています。さらに毎日のように新しい歌が生まれています。
ですので、初心者はRODAで毎回のように知らない歌に遭遇し、口パクでコーラスを返したりもします(笑)
これカポエイラあるあるです(笑)。

基本的にはこうしてRODAで聞いて一目惚れ(一耳惚れ)した曲や、
RODAでコーラスがわからなくて悔しい思いをした曲について、
先生に聞いて歌詞をもらってそれをコツコツと覚えていくという作業を繰り返します。

私がカポエイラを始めた頃と違って、現代ではYouTubeが発達しているので、むかしみたく録音させてもらったり、
歌詞を手書きでメモったりなどはしなくても良くはなりました。

便利だけど、なんだかさみしいものですね。
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Tag:abadacapoeiraアバダカポエイラカポエイラブラジルカポエイラ音楽

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