カポエイラは強いの?

  •   18, 2019 22:30
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「カポエイラはダンスなの?」
「カポエイラは格闘技なの?」
「カポエイラはゲームなの?」

こういう質問は昔から変わらず在ります。ごくごく自然な疑問ですよね。
カポエイラをしている人なら、職場や同窓会などで、自分がカポエイラをしていると言うとこういった質問を受けるでしょう。
私は先々月に錦糸町駅前で職質されたときに聞かれました(笑)

これまでのブログでカポエイラがいわゆるダンスではないことはお伝えしてきました。
カポエイラは闘いをそのルーツに持つ「ゲーム」です。「真剣な遊び」です。

そしてもう一つ、よくある質問。これが今日のテーマです。

「カポエイラって空手より強いの?柔道より強いの?etc etc」

結論を言います。

強い人が強い。

「カポエイラって強いの?」という質問、実は私は面と向かってこの質問をしてくる人に会ったことがありません。
こういった質問は主にインターネットで見かけます。どれも皆、好き放題の意見を出し合っています。
おそらく必死で格闘技の練習を頑張った事が無いであろう人達による机上の空論です。(笑)

強い人が強いのです。強い人といっても筋肉がある人・凶暴な人という意味ではないですよ。
どんな格闘技かに関わらず、殴る・蹴る・投げるなどの練習に励んだことがある人は、この「強い人」の意味が分かると思います。
そしてそういう人は如何にこの手の質問が無益であるかが分かるはずです。

カポエイラをしている人なら、足腰の筋肉痛の辛さと喜び、皮が剥けてヒリヒリする足裏の痛みが分かるはずです。
足の親指の爪に常にくっついているベタベタの意味が分かるはずです。(←gingaをしすぎると足の親指の付け根が切れて痛くなるので、親指をテーピングでぐるぐる巻きにするんですが、剥がした時にベタベタが爪に残ります。)
「真剣な遊び」と再三言ってきましたが、断じて「お遊び」ではないのです。

経験者はcabeçada(カベサーダ=攻撃技の一つ)の威力や熟練者のgingaの迫力を知っているはずです。
カポエイラに秘められた「毒」の存在を知っているんです。

格闘技をしている人がmartelo(マルテーロ=カポエイラの攻撃技)の攻防を見れば、それが決してダンスでないことが分かるはずです。逆に、カポエイラの美しい掛け合いの華やかなjogoを見た人なら、カポエイラが決してノックアウトが目的の喧嘩などではないことが分かるはずです。

一言で定義できないのがカポエイラの良さ。
だからこそカポエイラは面白い。だからこそ世界中が注目しています。

十年ほど前に柔術の体験レッスンをした時に、そこのブラジル人の先生に何か運動をやってたか聞かれました。
カポエイラをずっとやっていることを伝えると、

「あー、道理で。さっきから見ていて、良い動きをするなぁと思ってたんだ。やっぱりそうだったか。
カポエイラ出身者はみんな独特の発想力と身のこなしをするんだよなー。いいよなーカポエイラ出身は。うらやましい。」

と 言っていました。

私の所属するアバダ・カポエイラの創始者のメストレ・カミーザは良くこう言います。
「他の格闘技はカポエイラから様々なものを学ぶことができる!」
「カポエイラは唯一無二の芸術だ。」
現に最近ではブラジルやアメリカの様々な総合格闘家のカポエイラをしている映像をよく目にします。

カポエイラそのものがどれくらい強いかに関しては、私にははっきり言えません。
これほどに可能性を秘めているものを私の言葉なんかでは決め付けたくないからです。
たかだか17年のカポエイラ歴。

まあ、カポエイラの普段の練習を普通にこなしていれば少なくとも家族を守れるくらいには強くなれます。
ただ、カポエイラの本当の強さはその精神面にあると私は考えます。発想力ものの考え方ですね。そこにカポエイラの強さやたくましさがある気がしてならないのです。

他の格闘技ましてやダンスには無いカポエイラ特有のエッセンスが、色んな分野において役に立っていて、スポーツ仕事恋愛(マジです)人間関係(これもマジ)などなどキリが無いです。思わぬところで役立つ場面をあなた自身が発見することもあります。
そういう話を生徒さんや友達のカポエイリスタから聞くのが私は好きです。
新しい生徒さんからもそのうちそういう話が聞けるようになるんだろうなぁ。


次回のテーマは“家族~ファミリア”です。
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