先生を信じること。

  •   15, 2019 01:20
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私が所属しているアバダ・カポエイラという団体は、一応世界最大規模の団体(流派)になります。
そんな大きな団体に所属して、日本とブラジルの生活を交互にしながら17年もカポエイラをしていると、国籍を問わず本当に色ーーーーんな種類の人間に遭います。

無邪気で人懐っこい人
喧嘩っ早い人
包容力がすごい人
勇気がある人
正義感が強い人
人情に篤い人
常に日和見の人
傲慢な人
損得で付き合う相手を選ぶ人
外面は良いが影で人の悪口を言う人(←本当に根も葉もないことを真実のように語ります 笑 ビックリしますよ。)
他人のゴシップが大好きな人(←これも多いです)
若い頃の自分のjogoがどれだけ凄かったかを延々と話し続ける人(←練習はサボります)
才能があるのに練習来ない人
カポエイラにおける段位=人としての格だと勘違いする人(相手の帯が自分のより一つでも下位だとカポエイラ以外でも偉ぶります。)
何においても自分が一番えらいと思っている人
自分の先生以外の先生を見下している人
有名なカポエイリスタと行動を共にすることで自分のステータスにする人

挙げれば本当にキリが無いです。
人が集まるところはどこもそうなるんですかね 笑

でも、上に例として挙げた人達もしっかり練習をすればカポエイラが上手になるんです。
更に楽器演奏、歌、カポエイラに関する知識などにおいて成熟すれば、どんな人も一人前のカポエイリスタにはなります。

ただ、今日言いたいことは、悪人でも報われるということではないですよ 笑
上の例で悪人の比率が高くてすみません 笑

でも、その人の人間性はともかく(笑)、一人前のカポエイリスタには誰でもなれるんです。
それは事実なんです。


ただ、その為には絶対にしないといけないことがあります。


それは自身の先生を信じること。その教えを信じること。


そのレッスンの時間だけは我を捨てて、教えられたものを受け入れるんです。それが上達する一番の近道です。

後付けかもしれませんが、日本の色んな武道の道着が白いのは「私は我を捨てました。先生の色に染めてください。」という意味だと聞いたことがあります。

先生が何かを教えているときに「ほんとにこの技使えるのかな?」「そうじゃないでしょ。」などというのであれば、もうその人は人から何かを教わる必要はないのでしょう。
自分で答えが出ているのならわざわざその場所にいる必要は無いのです。
皮肉でもなんでもなく、どこか別の場所で一人っきりで練習するのがきっとその人にとって良い事なのだと思います。
ブラジルでも日本でもそういう人を何人も見たことがあります。
どの人も上達しません。
逆に先生の教えに心を預ける人はすぐに伸びます。人から嫉妬されるほどに。

沖縄でカポエイラを教えていた頃の私の弟子に、毎回休まずに練習に来ていた人がいます。いうなれば私の一番弟子です。
その人の上達は速かった!全部を預けてくれているのを私自身感じました。
今も彼は細々と沖縄県沖縄市でカポエイラを続けてくれています。そのうち、抜き打ちチェックでいきなり道場に出現してやろうと思います。笑


リオにいる私の師匠は良くこう言います。
"Tem que chegar de coracao aberto. Senao, nao da."(心を開いて道場に来ないとダメだよ。)


先生はあなたのに絵を描いてくれる人。

だからこそ先生を選ぶ時はその先生がどういう経歴でどういう努力をしてきたのかを自分でよーく調べて、まず技術的な面で信頼が置けるかを吟味します。
次は道場に行き、先生と直接会話をするんです。だってあなたの人生の時間を今後預ける人ですから。まともな人であって欲しいですよね?仕事あとの時間やせっかくの土日、彼氏や彼女と過ごせば良いのに、まだ小さい息子や娘と過ごせば良いのに、友達と飲みに行けば良いのにも関わらず道場で自分磨きをする事を選んだあなた、その貴重な時間を預ける相手ですから。

よーく観察するんです。目を見て話をして、最終的にはその人間性を心で感じて、あとは心に判断を任せたら良いと思います。

その時に描く夢は大きく、セルフイメージも大胆に。
先生と一緒に数年後にブラジルに出稽古に行く自分を想像してみてください。妄想でもかまわない。
練馬人の私ですら、努力を続けて続けて気づいたらブラジルの道場で高弟になっていて、師匠の代理でクラスをするようになっていました。

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同じ日本人のあなたにもその可能性があるはずでしょう。
ね?

先生を決めたら、あとはひたすら信じて練習して汗を流す!

テーマ「信じる」でした。

ではでは。
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