リオ

  •   10, 2019 10:19
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私はブラジルのリオデジャネイロで生きてきたわけなんですが、リオというのはブラジル国内でも独特の土地なんです。
美しい自然に恵まれたその地形も然ることながら、非常に豊かな文化、非常に悪い治安、そして何よりcarioca(カリオカ=リオっ子)という人種。

リオリオと一般に言いますが、正確にはブラジル連邦共和国リオデジャネイロ州リオデジャネイロ市になります。
リオデジャネイロ州には100近くの街があり、その中でもリオデジャネイロ市は州都つまり県庁所在地のようなもので、
俗に言う「リオ」はこのリオ市のことです。

リオは今も昔もブラジル国民が一生に一度は訪れてみたい街としてはダントツ一位です。

cariocaは人生を楽しむことが得意です。またお金を使わずに遊ぶのが上手なのも彼らの特徴です。

色んな物事が予定通りに進まない環境なので、あらゆる非常事態に対応する力が彼らは優れています。
また、いつ危険な目に遭うか分からない環境なので、現代の日本人が持ち得ない死生観も持っています。

海、山、音楽、笑顔、、、、、
生、喜び、、、、
死、悲しみ、、、
自由、、、
勝手、、、、
無邪気、、、
残酷、、、

あの街には清濁入り混じった632万個の人生があります。

そういった独特な環境から生まれた音楽や格闘技には、他の国が形だけ真似できても中身まではそう簡単に再現できないものが沢山あります。

それを理解したくて、自分は何度も住みに行きました。(どういう所に住んだかは今後ゆっくり&たっぷり話していきますね。)
何事も技術や見た目だけコピーしてその精度をあげても何の意味も無いんです。
その背景にある心、そしてものの考え方、それをないがしろにして得られるものに重みはあまり無いですから。
自分はそんなの嫌でした。



心の底から「もう嫌だ。ここから出たい。」と思ったリオ。
今この瞬間もまた私はブラジルに行きたい気持ちは正直あります。
まだ足りません。足りちゃいけないんです。全て分かった気になることが一番ダメなことなんです。

道は尽きないですね。このスタンスで良いと思います。
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