一人暮らし再び

  •   24, 2016 12:18
  •  0
  •  0
2016年リオオリンピックの仕事も終わり、カポエイラに専念する生活に戻った。
数か月はここ郊外のBrás de Pina地区のQuitungo(一応ファベーラ)に住む兄弟弟子のJamelãoの家に居候させてもらった。
ただ、いくら友達とはいえ、奥さんも年頃の義妹もいるおうちに長居するのは色々と気を遣う。

個人売買サイトのOLXで賃貸を見つけては下見に行くのを繰り返してきたが、今日ついに決めた。
サンバ好きには言わずと知れた郊外の文化の中心Madureira地区、その隣のVaz Lobo地区で道の名前はRua ''Macunaíma。
この道の行き止まりは丘=morro≒ファヴェーラ。

主要道路の一つであるAv.Edgar Romeroからこの道に車で入り、運転席と助手席の両サイドの窓を一応開けながらゆっくりと物件に向かって上り坂を進む。夜じゃないのでハイビームとチカチカする必要はない。
ここで説明すると、基本的にファベーラに車で入っていくときは部外者も住民も両サイドの窓ガラスを開けて、ハイビームチカチカで「侵略じゃないよ~。顔見せますよ~。敵じゃないですよ~。撃たないでよ~。」というメッセージを送る。大抵角の目立たない所にトランシーバーを持った兄ちゃんがいて、それを他の仲間に知らせる。が、誰もいない時もある。今日は誰もいなかった。
グロックを持った14才くらいのガキンチョが曲がり角のところにいて、さらに年下のガキンチョに「バヒカーダを置け!バヒカーダつってんだろ!」と言っていて、俺らには気づいてもいなかった。ちなみにバヒカーダとは敵(警察 or 敵対犯罪組織)の車両侵入を防ぐためのもので、大体はでっかいコンクリート塊や木の切り株を道路に置いたり、マンホール開けて鉄道のレールを縦に突っ込んだりしたもの。こっちの軍警のカヴェイラォンでも押し通れないことがある。

物件はそのMacunaíma通りの最後から3番目の家だ。
家主と話して即金で契約。

後は家具家電を運んで生活を始めるだけ。
さぁ、もう一仕事。
関連記事
レッスン場所と日時をチェック!
⇒ 都内各地でカポエイラクラスをしております。詳しくはこちら

0 Comment

Post a comment