ブラジル日記第一弾◆レポート 「旅に出よう」 ~その3

  •   30, 2005 14:01
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10月 B1レポート
25期 鈴木湖太郎
   「旅に出よう」



◆10月30日(日) 
今日の予定は、正午までに観光スポットを数箇所回って、予約した宿に着き、午後を使って、残りの観光スポットを周ることだ。
朝早くにPousada Novaを出て、予約した宿へ向けて出発。
途中でまず、rodoviaria近くのIgreja de Sao Franciscoを通って、そのまま道なりにIgreja de Sao Joseに行った。どちらも中には入れなかった。
それからIgreja de Rosario dos Pretosに行った。中には入れなかったけれど、入り口付近で8人ぐらいの人達が地面を花か何かで鮮やかに飾っていた。平和な景色だった。

来た道を戻ってセントロに向かう途中、ガイドブックに載っているチョコレート工場兼カフェである“Chocolate Ouro Preto”に着いた。ここには入るつもりだったけれども、観光客で混んでいたのでやめた。
さらに進むとどっと観光客が増えた。Casa dos Contosも行きたかったけれど、観光客で混んでいて入れなかった。そのままPca. Tiradentesについた。想像していた以上に素敵な広場だった。古都オーロ・プレットの人々が集まる所、この都の中心がこの広場である。

宿はそこから歩いて3分の所にあった。部屋は都合上シングルが取れず、ダブルの部屋だ。けれど、広くて、清潔で、景色が良くて、尚且つ味がある良い部屋だ。
40代前半の夫と40代後半の妻と他2人の従業員で回転している。
こちらがポルトガル語が少しも出来ないと思っているらしく、あまり喋りかけてこない。
とりあえず宿に荷物を置いて、午後の探索に出た。

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宿:Pousada America
場所:Pca. Tiradentesから歩いて3分。鉱物博物館の右側の道を進んだ所。
料金:R$30.00(テレビ付、ベッド2つ、大きな窓、トイレ・シャワー共同、朝食付)
予約手段:電話
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最初に石鹸石の市場でお土産を買った。
R$15相当をR$13にしてもらったけれど、もっと値切れたかも。
そのまま、教会のガイドをしてくれると言う少年達をまいて、
Igreja de Sao Francisco de Assisに入った。
この街にも職がなくて、仕方なくこういう仕事で一生懸命生計を立てている少年たちがいるんだ。

教会の中は、静かに賛美歌が響いていた。外は雨が降っていてシトシトと心地よい音がしていた。教会の中には自分と、あと一人背の丸まったおじいさんだけ。白髪で、眼鏡をかけていて、緑のカーディガンを着て、片手には杖。
講堂の後方の右端の席でウトウトしては時々立ち上がってそろーっと歩く。
このおじいさんとこの教会には特別な関係があるように思える。
おじいさんと自分だけの空間。だけれどそこになにか他の存在を感じた。
それがなんなのかは分からないけれど、感動して鳥肌が立った。
ここの名物のひとつである天井の絵。吸い込まれそうな青色で、それぞれの人物の顔がなにかを言いたがっているように見えた。
少し目頭が熱くなった。

奥の部屋には絵や彫刻の展示室があった。
そこで聖フランシスコ・ヂ・アシスが民に教えを説いている絵があった。
その絵の中で、一人の男がフランシスコを見て、自分の口元を手の平で覆いながら、鼻を赤くして、涙を流している写真があった。本当に心の底から涙を流している人の顔だった。その絵にはしばらくひきつけられた。

自分にはそれは、神の存在を知った人間の、それまでの人生に対する後悔の涙と、神の存在を知ることが出来た事による喜びの涙に見えた。
自分はクリスタォンでもブヂストでもないけれど、そうにしか見えなかった。
展示室を出てから講堂の椅子に座って、天井を向いて少しの間目をつぶって深呼吸をした。それから教会を後にした。

次にIgreja de Conceicaoに行った。これまた味のある教会だった。
教会の入り口というものは綺麗な色ガラスのようなものが立っていることが多い、そのガラスでない部分、つまり石で出来た部分に地味な絵が描いてあった。
空に浮かぶ聖書、その上には羊が一匹座っている。なんとも不思議な絵だった。つまり人間は「迷える羊」で聖書の教えによって救われると言うことか。そうに違いない。
ここにもAleijadinhoが手がけた数々の見事な展示物があった。けれど、前の教会のほうが自分には印象深かった。

次に『地球の歩き方』に載っていたミナス料理の店”Consola’s Bar”で初のミナス料理を食べた。めちゃくちゃ美味かった。丸一日何も食べないで我慢した甲斐があった。調子に乗ってビールを一瓶飲んだ。
店には店主の夫婦とその息子(7歳くらい)とギャルソンのおじさんがいた。
テレビで家族向けの番組をやっていたけれど、途中からむっちりしたお姉ちゃんたちがbaile funkだかsambaだかを踊るプログラムになった瞬間、父親がチャンネルを変えた。え~

その後、雨が強くはなったものの、予定通りMina do Chico Rei(シコ・ヘイの金鉱)へ行った。客は自分だけ。
受付ではヨボヨボのあばぁちゃんが、ゆっくりとポルトガル語で簡単な説明をしてくれた。そこのことが書かれている冊子を見せながら

「こっちが~ポル語でぇ  ~こっちが~英語訳よぉ。。。 。」
「んで、日本語訳は?」と冗談で言ったら、
「つ、つ、通訳が~いないのよぉ~。。。 。」と笑いながら言っていた。

今思えばそこで簡単に日本語訳の文章を書いてあげればよかった。
Ouro Pretoの観光名所の日本語案内を書いた最初の人物になれたかもしれないのに。金鉱の中は天井が低くて腰が疲れた。本当に人がいない。
ここで一日中働くなんて絶対に嫌だ。怖すぎる。
一人で傾斜45度の洞穴を登ったりしていた。
ところどころ真っ暗な所があって、さすがにその奥には入る気にはなれなかった。
金(きん)はどこにも見当たらなかった。とにかく疲れた。
鉱物博物館には時間がなくて行けなかった。

一度宿に戻って、夜の街に繰り出した。日本人はここでも珍しいらしい。
たまに声をかけられた。デジカメと缶ビールを片手に夜の古都を散歩。
まったく、どこの風景をとっても画になる。丘の上の民家の前の石段に座って景色を見ながらビールを飲んでいた。

その後、映画館に行ったけれど、いい映画がなかったのでやめた。
道を歩きながら「一人っていうのもやっぱいいな~」とつぶやきながら歩いていてふと思った。

「誰かと来てぇ~!」

Pca.Tiradentesに戻ると広場にある大きな建物から大音量の音楽が聞こえるじゃありませんか。そう、夜はそこがディスコになるのだ。
さすがにローカルなディスコに一人で入る勇気はありません。
なので、近くのバールでcoxinhaを食べて時間をつぶしていた。
そして宿に戻ってテレビで映画を見ながら寝た。
知らないうちにデカい蛾が天井にへばりついていて気持ち悪かった。
デカさが神の領域だったので、「蛾様」と命名。


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写真:セントロへ向かう途中のきれいな石畳

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写真:Chico Reiの洞窟

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写真:夜のOuro Preto
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