ブラジル日記第一弾◆レポート 「旅に出よう」 ~その2

  •   29, 2005 13:50
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10月 B1レポート
25期 鈴木湖太郎
   「旅に出よう」

◆10月29日(土)
昨日遊びに行って、今日の朝方家に帰った。
そのまま部屋の片付けと、旅行の荷造りを完璧に済ませて、オーロプレットへ。


一人旅初日。
Sao Pauloに一週間前に行った時とは違って、家からrodoviariaまではたったの10分で着いた。前は昼間で混んでいて、40分かかった。
バスはUtilという会社で、リオのこのバスターミナルからは、ベロ行きはこのUtilとCometaの2社しか出していない。リオからオウロ・プレットへの直行便は一日に一本で23:00のやつだ。
友達が研修している街を少し見てみたかったので、直行便はやめて、あえてRio→Belo Horizonte→Ouro Pretoのルートにした。

バスはとても快適で、自分の席は左側後から4つ目の窓側。
隣の席はやや可愛い金髪の女の子。バスに乗る前に彼氏らしき人とお別れのチュウを軽くしていた。彼女は自分が寝ている間にどこかですでにバスを降りていた。

外の景色は基本的には山や丘。Belo Horizonteに近づくにつれて、ファヴェーラが道の脇にちょくちょく見えてくるようになった。
こことRioとの違いは、名前どおりの「地平線」だと思う。
ビルが沢山建っていて、地平線と呼べるようなきれいなラインは見られなかったが、Rioに比べると明らかに地形が平らで、景色がとても大きい。
そして都市そのものもとても大きい。Hodoviaria de Belo Horizonteに着いてすぐ、Ouro Preto行きのチケットを買いにPassaro Verdeというバス会社の窓口に行って、チケットを買った。

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バス会社:Passaro Verde
出発:10月29日(土)、15:15、Rodoviaria de Belo Horizonte
到着:同日、17:30、Rodoviaria de Ouro Preto
料金:R$14.00
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バスの中は人が少なかった。途中で降りていく人が沢山いた。山道しかない所で降りていった人はいったいどこへ向かったんだろう。Ouro Pretoに着いてバスを降りるとすぐ、宿のリストを脇に抱えたおじさんが「宿はあるか?宿はあるか?」と言ってきた。少し警戒しながらもその人に着いていくと、以外に質が良くて料金も安い宿を紹介してくれた。だが、そこは部屋が満杯だった。結局セントロから遠く離れた、寂しげな雰囲気の道沿いの宿 ”Pousada Nova” に落ち着くことにした。ただの宿。ベッドと共同トイレがあるだけ。部屋は3部屋のみ。朝飯は付かない。

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宿:Pousada Nova
場所:Rodoviaria近くの道路沿い
料金:R$20.00
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その宿の女将さんにあたる人は、どうも日本人と接するのが初めてらしく、どこかはにかんでいた。別の部屋からはギターの音と2人の男の歌声が聞こえていた。Monte Azulで ”Asa Branca”の伴奏をしてくれたミュージシャンのおにいちゃん2人を思い出した。

おばさんがルームメイクをしている間に外は豪雨になった。その間、宿ガイドのおじさん、Robertoと話した。
この人は口が臭い。タバコのにおいが染み付いている。
タバコは吸うが酒は飲まないらしい。

この人、歩き方、手の震え、喋り方などからして、少しおかしい。
生まれつき少し知能が足りないか、人生の途中でおかしくなったか、もうボケが始まったか、という感じだ。
かと思えば質問には的確な答えを返してくるし、文法もそれ程おかしくはない。
Rioのカポエリスタの方が文法はおかしい。

しかし、この人、唾が物凄く飛ぶ。自分の唇にこのおじさんの唾が飛んだときは、物凄く嫌な気分だった。そのあと2連続で[唾とぶ→顔を拭く]のサイクルを起こされた時はさすがに本気でムカっときたけれど、この人を相手に何をどう怒ればいいんだ。

 彼が言うには、Ouro PretoにはRJとSPからの移住者が多いらしい。彼自身はOuro Preto(一言にOuro Pretoといっても大きいらしい)の田舎で生まれたらしい。森の中だったとか。

タバコを買う小銭をせびってきたけど、あげなかった。その日は近くのミナス料理屋が閉まっていたのでパン屋でパンをいくつか買った。パン屋の帰り道、夕日が物凄くきれいだった。宿でガイドブックを見ながらパンを食べてその日は寝た。外ではmaracatuの様な太鼓のリズムがずっと聞こえていた。


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写真:Ouro Pretoの住宅街

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写真:夕立の後の夕日

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写真:安宿
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