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  •   14, 2013 18:34
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あはぁぁぁぁぁん!
内地のアバダ・カポエイラが盛り上がっている。
来月は昇段式と日本人大会。

取り残された気分だぜ。
今回はブラジルから自分の師匠まで来るのに、そのことさえ知らなかった。
沖縄支部代表として手伝いに行けたかもしれない。

去年の今頃、東京の指導者の仲間が言ってくれたこと。

「将来、内地のイベントでお前の師匠を呼ぶことがあったら、その時ついでに沖縄に呼んだら?」

これはでぇぇぇじありがたい提案だった。
まさか、こんなに早く来るとは。そして来月とは、、、


だが、今回師匠を沖縄に呼んだとしても、
俺とたった一人の生徒のワークショップと、師匠の沖縄観光くらいしか出来ない。
俺から内地に行くことさえも今回は難しそうだ。
師匠が地球の反対側から来るのに、行けないというのは「恥ずかしい」以外の気持ちの表現がみつからない。

ブラジルからここ沖縄に戻ってきてから1年半がんばってきたが、
いまだにここにカポエイラは定着しない。
最多で5人いたのがいまは、、、、
今も熱心にがんばっている自分の生徒にはたった1度しかホーダというものを経験させてあげられていない。
もうしわけない。これではホーダのルールや歌や楽器の素晴らしささえ説けない。
ホーダがあってこそ出来るジョーゴの練習もある。
体験希望者からのメールは10件以上はあったか。そのうち顔を出したのはゼロ。

内地の仲間たち後輩たちはどんどん成長している。
追いつかれている追い抜かれている。いい加減ね。笑えないんだよ。
沖縄には沖縄のやり方がある。ペースがある。それはわかってる。が、おれには笑えねえんだ。
表情は静かだけれど。
しにストレスやっさー。

このままもう1年を同じペースで過ごすわけにはいかない。
ただただ、1年老化するのは。



最初に、昇段式について触れたけれど、カポエイラをする人はだいたい年に一度、
自分の師匠のもとで昇段式をうける。
日本にいる指導者たちは皆師匠がブラジルにいるので、ブラジルへ渡り、1ヶ月ほど滞在しながら本場で練習し、
知識と技術の理解を深めてそれぞれの地へかえっていく。

沖縄で生きている人ならわかるだろうが、これは沖縄で生活している以上できない。
「できるもんならやってみろ」だ。
決して同情を乞う訳でもなければ、恨み節を言うわけではないが、
この地で、炎天下の下で1日中汗と油まみれになって下着までビショビショになって働いて、
1ヵ月後にようやっと自分がもらっている泡銭はおそらくここの標準額だろう。
そしてこの島の人は皆知っている。この「標準額」っていうのは衣食住を維持していくだけの「最低額」だって
いうことを。


「それでもいいじゃん。気候は暖かいし海は青いし、物価も安いんでしょ?いい思いしてんじゃん。」と内地の人は言う



物価も医療費も安くない。どこでそのデタラメ仕入れたんだろ。



しかし、そんなことは分かっていた。給料が時給900ないのが普通だなんて、前に一度住んだから
分かっていた。
「沖縄にはカポエイラを広める価値がある!」「ブラジルには2.3年に一度行ければ上等。」
そう思っていたからブラジルから戻ってきた。胴着もブラジルで自分でデザインして、
仕立て屋を回って作ってきたよ50着。帯も1巻き買ってきたよ、重さ10kg。

しかし、犠牲を払っている割には見返りがなさ過ぎる。

いままで沖縄でカポエイラ関連でかかわってきた人や施設には誠実さや寛容さに欠ける人が多い。

そして、世界中のどこにでもいる、物事を思いたいようにしか思わず、見たいようにしか見ず、
そしてそれを真実のように話す人たち。

周りがどんなだろうが、自分はこれまでどおり自分だけのカポエイラに真摯に向き合うだけ。
ただ、時々こういった子蝿が行く手を阻みよる(笑)


これまでの人生で、特にカポエイラをはじめてからの11年間で得た教訓。

「相手のタイトルで付き合う態度を変えてはいけない」
「損得で人付き合いをしてはいけない」
「うわべだけのお友達はいらいない」

つまり、誰に対しても誠実であれということ。


そして、傷つけて、傷つけられて学んだこと、
「人の気持ちをわかるようになれ」

何を成し遂げるにしても、何の為にそれを成し遂げたいのか、誰をどう喜ばせたいのか。
それを忘れてはどんな頑張りも行き先のない虚構の旅。プライドと力だけを得ていくけど、
一時的な尊敬は得られるけれど、それが枯渇した時そこには人々の心は留まらない。



10月はブラジルで俺の昇段式だ。行って戻るか、行きっぱなすか、どっちにすっかなー
考えすぎてハゲそうやっさー!
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